読みました。
あらすじ
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。
合宿一日目の夜、映研のメンバーたちは肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!!
究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!
雑感
結構好きでした。
好きだったポイントはたくさんありますが、犯人の狙いとは異なった偶発的な状況の中での連続殺人っていうのが大きいのかもしれません。
もちろん、とても読みやすく洒落の聞いた文章や冒頭に予想外の退場があるストーリーもよかったのですが何よりトリックがよかった。
殺人の舞台になる建物や備品がおあつらえ向きなのはおいておいても、ひとつひとつの違和感を開設パートではしっかり拾いきってくれて全く不満が生じませんでした。
続編にも手を伸ばしてみようと思います。
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